1章 12話 旅の扉を目指して

苔と蔦に覆われた石造の入り口。 10年以上経っているとはいえ、その入り口はあまりに早く森に沈み掛けていた。 レーベでの結界の再構築を終えた後、アクルの先導の下、フィオラ達は森深くある泉の辺(ほとり)に足を運んでいた。 誘いの洞窟。その入り口に。…

1章 11話 賢者の道しるべ

「良く来たな、フィオラ。そしてファンメイ。まさかお前がフィオラの仲間として旅立つとは思いもしなかったぞ」 ナジミの賢者アクルは搭を上がって来た3人を出迎え。ファンメイが困ったように後頭部をかいた。 「仲間、と言われると少々罪悪感が。ちょい訳あ…

連絡

次話、着手してる最中ではありますが、患った風邪より持病の咳喘息を悪化させてしまったので暫く書き書き出来ません。 7月中旬を目標に執筆再開を目指したいと思ってます。ぽつぽつ拍手いただきありがとうございました。もう少々お待ち下さい………。

1章 10話 塔を目指して

翌朝。 フィオラ達は早々にレーベの村を出、一路ナジミの搭を目指していた。 まだ夜露で湿る草地を踏み締め、黙々と歩く。 先頭を行くヴェントがちらりとフィオラを振り返り見。フィオラは俯き加減に、やや元気が無い様子で歩いていた。 ファンメイもそれが…

次の更新は6月中頃を予定しています

不在時ポツポツと拍手をいただきありがとうございました。 次の更新は6月中頃を一応の予定としております。再開時は改めて同盟さんの方へ連絡をしますので宜しくお願いします。(今日スイッチ発送連絡来るかな)

1章 9話 初陣

「ひーっひっひっひっ!!!ひゃっひゃっひゃっ、燃えろ燃えろ!!!」 嘲笑う魔女が解き放ったベギラマが枯草置場や納屋を燃やしている。数匹のキラービーを従え、ゆっくりと村を旋回し。 ぎょろりと大粒の眼差しで舐めるように辺りを見回した。 「それにし…

拍手にコメントありがとうございました

仕事でばたばたしており、なかなか筆が取れない日が続いています。 腰をやらかしたので帰宅後や休みの日もPCから離れて横になったままスマホを握ってる事も。 ただ今月中に9話に着手したいという思いはありますので、更新した際は同盟さんに報告させていただ…

需要と供給

年度末&新年度の多忙さも相まって色々モチベが低下しているのもあります。 後、覚悟はしてましたがドラクエ創作の人口って本当少ないんですよね。昔も多い方ではありませんでしたが…。 モチベ回復するまでもう少しお時間いただくかも知れません。 では。

1章 8話 風に沈む村

弱い魔物といえども魔物は魔物。一瞬でも隙を見せ、喰い付かれればただでは済まない。 この青い軟体種、スライムもその一種だ。 全身をバネに大地を蹴って跳ね上がり、体当たりを仕掛けて来る。それをかわし、フィオラがバスターソードを振るい。 剣がイイ事…

右側に拍手ボタンを設置しました

記事更新の度に置く………のも考えたのですがそれはちょっとくどいので。 右側の上部にアイコンを置かせて貰いました。 読んだよ、だけでもぽちっといただければ今後の励みになりますので宜しくお願いします。(>_<) 昨日休みで続きを書きたかったのですが、…

1章 7話 青空の約束

明日の朝、大門の前で。 そう言い、ヴェントは旅の準備の為に宿へ戻り。フィオラもまた母の待つ家へと戻った。 無事に勇者の称を得られた話、レアは既にメイから聞いており。帰るなり、" おめでとう " とフィオラの両手を強く握り締めたのだった。 ……………… 一…

1章 6話 仲間を求めて

今日新たな勇者が生まれ、アリアハンから巣立つ。その事実を知る者は未だほとんど居ない。 それはアリアハン王ビオの意思であり、フィオラがアリアハンを出立したのを確認して後、公表するという。 希望に縋る民衆がその事実を知れば、当然大混乱になるから…

1章 5話 勇者継承

ぎしりと軋んだ音。次いで乾いた音が大広間に響き渡り。騎士団長の握っていた木剣が弧を描きながら高く舞い上がった。 その眼前には同じく木剣を握っている少女の姿。 それまで息を飲み見守っていた要人兵士諸々の面々からどよめきが生じ。王座に腰掛けたま…

1章 4話 始まりの朝

―――――― ナジミの村の惨劇より、6年の月日が流れた。 片割れを失った後、フィオラは人が変わったかのようにその臆病さを前に出す事が無くなり。アルマが直接師事していた剣や呪文の訓練を受けられるよう、自ら交渉の場に立った。 母を含め、大人達は皆、フィ…

今更に初めまして

経歴としてはDQ3NLで数年、DQ4BLで数年、FF7BLで数年、総計で10年以上書き物をしています。一部BLはPixivにも上がってるのですが今回書き続けていたFF7BLが一段落した事でDQ3NLに原点回帰(?)する為に一旦古巣であるBL系ブログから離れ、此方を立ち上げま…

序章 3話 少女の決意

「ひっひっひっ、見付けたよ、見付けたよ。黒髪の子供。まさしくオルテガの血を引きし者だ!」 いやらしく魔女が嘲笑い。角材を手にアルマがそれを睨み付けた。後ろでフィオラが青ざめ、それでも気丈に魔物達を睨み付ける。 「お前達だな。オルテガの遺児は…

序章 2話 運命の子供達

何か黒いものが迫って来る。 黒い濁流。土砂?水?………違う、あれは。………形の無い靄のようなもの。 まるで " 意思のある夜 " のようだ。 走っても走っても、追い掛けて来る。 ………追い付かれる。 ―――――― 助けて!!! ……………… ……………………… 「じゃあお金は此処に入…

序章 1話 灯は語る

人間達よ、心して聞け。 我が名はバラモス。闇に生まれ、闇に生き、王の称の下、魔を束ね統べる者。 今この瞬間より、世界の全ては我等魔のものとなる ―――――― 。 ……………… 全世界にそのおぞましき声が届けられた日。アリアハンの小さな教会で1組の男女が結ばれ…